場づくりの場での違和感

ここ10年ほど仕事で、「知恵とチカラをあわせる場を作る」支援を行ってきましたが、最近ある種の違和感を覚えていました。


確かに「知恵とチカラをあわせる場を作る」ことは人を大切にする上で重要なことです。人を大切にしたいリーダーにとってこれができることは重要なことだと思います。


しかしもし「知恵とチカラをあわせる場を作る」ために必要な役割をリーダーが「無理して身につける」としたら、それはリーダー自身が自分を大切にするということをなおざりにすることになるでしょう。またメンバーにその役割を押し付けるならメンバーも大切にできないことになってしまいます。


これは私が望むことではないと感じていましたが、ある所でチームの一人ひとりが自分のグループへのかかわり方をふりかえり、その内省の中から、人とチームを大切にするための自分のかかわり方を見出していくことで、「知恵とチカラがあっていく」ことが重要なのだと気づきました。


これは似ているようですが、一人ひとりの内から湧き出るものを大切にしているかどうかという点で全く違います。私はこれから後者の方を選んでやっていきたいと思っています。

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