まほろば図書館

 

ここでは“今ここ”を大切によりよく生き、その体験から学んでいく糧となる、お奨めの考えや本を紹介しています。

ラボラトリー方式体験学習の歴史

ラボラトリー方式体験学習は、“今ここ”での体験を学びの源泉にした学び方です。ここではこうした“今ここ”を大切にした学習方法が何の目的で、どのように発展してきたかの歴史をふりかえります。

「クルト・レヴィンその生涯と業績」 A・J・マロー

ラボラトリー方式体験学習は、グループ・ダイナミクスを創始したクルト・レヴィンが生み出したものと言われています。彼のドイツ時代の業績、ナチスを避けてアメリカに渡り、民主的な集団運営を求めて活動し、最後にラボラトリートレーニングを生み出すまでの歴史がかちょんれています。

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『感受性訓練−Tグループの理論と方法』より第4章 「ラボラトリにおけるTグループの歴史」 K.D.ベネ

“今ここ”での体験を学びの源泉にしたラボラトリー方式体験学習がアメリカで誕生してからの17年間の歴史が書かれています。体験学習のルーツと言ってもいいでしょう。

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中堀仁四郎(1984)「JICEラボラトリー・トレーニングの変遷−その1」南山短期大学紀要『人間関係』創刊号

ラボラトリー方式体験学習が1958年に日本に持ち込まれた後の、ラボラトリートレーニングの変遷について、私の師匠の中堀さんが書いた論文です。ここでは1984年の紀要に書かれている第10回までの流れをまとめています。

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中堀仁四郎(1985「JICEラボラトリー・トレーニングの変遷−その2」南山短期大学紀要   『人間関係2.3.』

上に引き続き私の師匠の中堀さんが書いた論文です。ここでは1985年の紀要に書かれているJICEラボラトリーの第11回から20回までの流れをまとめています。

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坂口順治(1967)「ナショナル・トレーニング・ラボラトリーズ(N .T .L)設立の経過とその概要」国立社会教育研究所紀要第1集

ラボラトリー方式体験学習が日本に伝えられた当時からラボラトリーの運動に携わってこられた坂口先生の論文です。ここではNTLの設立と概要について書かれています。

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坂口順治(2006)「JICEの教育活動−その波及性について−」立教大学キリスト教教育研究所 キリスト教教育第23号

ラボラトリー方式体験学習が日本に伝えられた当時からラボラトリーの運動に携わってこられた坂口先生の論文です。ここではJICEの教育活動とその社会的影響について書かれています。

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ラボラトリーとは何か、ラボラトリーの持つ意味について

ラボラトリー方式体験学習が何のために必要なのか、またはその”今ここ”との関係など、その意味について教えてくれる文献を紹介しています。

『感受性訓練−Tグループの理論と方法』より第2章 「ラボラトリ法」K.D.ベネ、L.P.ブラッドフォード、R.リピット

ラボラトリー方式体験学習がアメリカで誕生してから17年間の実践を経て、ラボラトリーが持つ目標、ベースとする教育理論、学習の障害などについてまとめられています。

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「ロジャースが語る自己実現の道」(2005)より第1章 「これが私です」、第8章 「自己が真にあるがままの自己であるということ」—人間の目標に関するある心理療法家の考え C.R.ロジャーズ

ラボラトリー方式体験学習が何を目指しているか、また“今ここ”とはどのような意味なのかを教えてくれる貴重な本だと思います。生きる勇気をもらえます。

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「エンカウンター・グループ」~人間信頼の原点を求めて~(1982)カール・ロジャース

ラボラトリー方式体験学習と極めて近い関係にあるエンカウンター・グループが“今ここ”を大切にする中で行われてきたことを知る必読書だと思います。私も昔南山大学の山口真人さんの研究生をしていた際、課題図書として読みました。グループ体験の意味、スタッフのありようなどがロジャースの体験として書かれています。

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「フロムライヒマンにおける「役割」の問題−精神療法とTグループ−」(1978)立教社会福祉研究2.1−11 早坂泰次郎

ラボラトリー方式体験学習の目指すところ、さらにはスタッフの「役割」がどういうものかについてヒントを与えてくれるいい論文だなと思います。

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スティーヴン・ハッサン 「マインド・コントロールの恐怖」第3章、第4章(1993)

マインド・コントロールから抜け出そうとする人の助けになるのは「本当の自己」からの"今ここ”のメッセージであり、その気持ちや思い、感じという体験に向き合うことである。"今ここ”と体験からの学びということの意味を深く考えさせてくれる名著です。

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『感受性訓練−Tグループの理論と方法』より 第6章 Tグループ理論の現状 J.R.ギッブ

私にとって実践家が理論や研究とどのように向き合えばいいのかを教えてくれるものの一つです。書かれた当時のラボラトリー研究の詳細を知ることもできます。

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"今ここ”を大切にすることで生まれてくるもの

ここでは「”今ここ”で生まれてくるものを大切にする」と言うとてもシンプルなことが、非常に大きなことを生み出すことを教えてくれる文献を紹介しています。

「サーバントリーダー(The Servant as Leader)」ロバート・K・グリーンリーフ(1991)

ここで書かれているサーバントリーダーシップは、”今ここ”を大切にすることで自然に生まれてくる影響力について理解することを助けてくれる貴重な文献だと感じています。

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『共同と孤立に関する14章』A・V・カーム/B・V・クロウネンバーグ/S・A・ムトウ共著/巽豊彦訳 中央出版社(1979)

”今ここ”を大切にすることは、私たちが自己に向き合う孤立と、自分も他者も尊重する共同を生み出します。ラボラトリートレーニングで大切にしている言葉「共にあること」もこの本から取られています。

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「専門家の知恵~反省的実践家は行為しながら考える」ドナルド・ショーン(1983)

”今ここ”で生まれてくる「感じ」や「想い」を大切にすることは、私たちがよりよく生きるための知恵を生み出す源泉です。この本は科学的知識ではカバーすることのできない「私を生きる専門家としての知恵」を深く教えてくれる本だと思います。

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『対話の奇跡』 R.L.ハウ(1970)

ラボラトリーの関係者に広く読まれている本です。対話の本質やそれを妨げるもの、それが生み出すものを考察しています。私はラボラトリーで体験した関わりについてこれほど上手く言葉にしてくれている本は少ないと感じます。またこの対話を行う勇気は”今ここ”で生まれてくる「感じ」や「想い」を大切にする中で生まれてくるものと思います。

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『感受性訓練-Tグループの理論と方法』より 第8章 両極背反からパラドックスへ K.D.ベネ

再び「感受性訓練」からです。グループに生じる様々な両極背反をグループはどのように乗り越えていくのでしょうか?ベネの自らの体験からくる知見が書かれています。私の言葉ではにそれは“今ここ”を大切にすることでもたらされるものと言えると思います。

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”今ここ”を大切に生きることを妨げるもの

『生きる勇気』(The Courage to Be) パウル・ティリッヒ(1995)

人が生きることを妨げる要因(無に対する不安)を分析し、それを克服するための何が必要かを説いた本です。これを読んで不安から病になっていた人が直ちに平癒した逸話は有名です。私にとってはラボラトリーで体験した”今ここ”の流れがこうした”無”を克服する力になっているように思います。

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ミルグラム『服従の心理』(1974)

ナチスのアイヒマンのように人は権威の下ではどこまで残虐になれるのかを問うた、社会心理学の古典的実験のレポートです。私たちの自律を妨げ、権威に服従するようなになる力を直視した名著です。”今ここ”を生きる上での敵を明らかにしてくれている必読書だと思います。

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“今ここ”を理解するために役立つ哲学・思想

”今ここ”の大切さは先人たちも形をかえて表現してくれています。ここでは”今ここ”を理解するために役立つと思う哲学や思想を紹介します。

木村敏『あいだ』

ラボラトリーの大先輩である坂口順治さんが「Tグループと私」と言う講演の中で消化逸してくれた本です。ラボラトリーの理解にも役立つと思いますが、”今ここ”の性質をよく表現してくれていると感じます。

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「自己の現象学~禅の十牛図を手引きとして」 上田閑照

十牛図とは「真の自己」になる過程が、野牛をつかまえ、飼い馴らしていく経験の動的過程が図示された禅の修行者への手引きです。牛と人との関わりの中に、、”今ここ”の性質をよく表現してくれている珠玉の言葉が溢れています。

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山口先生の研究室から〜ラボラトリートレーニングの基礎文献

 これはわたしが南山大学大学院教育ファシリテーション学科で、ラボラトリー・トレーニングについて故山口真人先生の研究生をしていた時にまとめたものです。グループ・ダイナミクスについて、感受性訓練の論文集、デューイの「経験と教育」などがあります。このまとめをもとに先生と語り合った経験はわたしにとってとても貴重なものです。ここではまとめの一部を載せています。

 

 「山口先生の研究室から」はこちら

体験と学びの会の勉強会でレビューした本

 山口先生が亡くなられた後、長尾文雄さんや石倉篤さんとともに「体験と学び」に関する勉強会を数年に渡って開きました。そこで取り上げた本をご紹介いたします。

 

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